飼育に役立つ経験談

猫の血液検査結果から読み取って頂いた傾向と我が家での対応

血液検査で猫の健康状態をチェック!

当然ながら猫はしゃべれませんので、自分の体調不良を訴えることが出来ません。

定期的な血液検査などによって、体に不調が起きていないか、確認していく必要があります。

初めての血液検査は、去勢手術前に行ったしっかり目のチェック

血液検査には2段階があるようで、しっかりした方のチェックだと、事前に予約しておき、前日の晩には、検査の〇時間前からは食事不可、などの制限があります。

人間と一緒ですね!

簡易的なチェックだと、料金も安いですし、食事制限も不要、その場でサッと対応して頂けて、結果も10分ほどで出して頂けます。ただし、検査できる項目がいくつか少なくなります。

うちの子が初めて血液検査を受けたのは、去勢手術にあたっての事前チェックで、「しっかりした方」の検査でした。

その検査で、数値が正常範囲を超えてしまっている項目がいくつかあったので、経過観察として簡易検査をその後の定期健診の際に受けました。

猫の血液検査で分かる項目

こちらが、月齢7か月頃に受診した、血液検査結果の一覧です。

このように、結構色々な項目を確認することが出来ます。

うちの子が基準値を超えてしまっていたのは、赤枠を付けた項目です。

白血球、赤血球、ヘモグロビン、リン、胆のうの値、総コレステロール、カリウムでした。

数値は超えてしまっていたものの、経過観察するもの、水分不足に起因するもの、子猫は高く出やすいものなどで、たちまち深刻な心配はいらないようでしたが、気にはなりますよね・・・。

水分不足については、自宅から車で4-50分掛かる場所に病院があるので、その間、移動と緊張で水を口にしないという要因もあります。

ですが、そもそも猫は水分をあまりとらず、普段から脱水になりがちと教えて頂き、その日以降は意識的に水を与えるようにしています。

ウェットフードを与えることで、水分補給にもなるようですが、それで取れる量って大したことないでしょ・・・。というのは個人的なイメージです(笑)

定期健診で受診した簡易的な血液検査の結果

こちらは、1歳3か月ぐらいで受診した血液検査の結果です。簡易版検査です。

空欄部分は、簡易検査では確認できない項目です。

項目は減っていますが、うちの子が基準値を超えていた項目については、割と検査できる対象でした。

相変わらず、白血球が少なく、血液が濃く(水分不足)、コレステロールが高めです。

獣医さんが言うには、血液採取時に緊張と委縮により、血中成分が血管の壁に寄ってしまうことがあるそうです。

血液を採取する血管の中央部分には、うっすい成分しか残っておらず、白血球が少ない可能性もある、とのことでした。

水分不足については、改善していましたがもう少しですね。これは今後も意識を続けていきます。

コレステロールは高めですが、一応範囲内には入ってきました。

1歳まで与えていた子猫用のエサから、成猫用のエサにシフトして3か月目頃の検査でした。

カロリーとコレステロール高めの子猫の食事から、成猫用に移行したことで下がってきたのかもしれません。

ただ、依然高めではあるので、毎食のエサは規定量の下限寄りに与えていくことと、おやつは原則禁止!にて対応しています。

 

このように、しゃべれないネコの健康を維持していくためには、血液検査とその後の獣医さんのアドバイスを定期的に受けることは、とても大事なことだと思います。

見た目は特に問題なさそうだし面倒だから・・・、費用が掛かるから・・・、と検査を怠ってしまうことなく、きちんと健康管理をしてあげて、1日でも長く過ごせるように、行動してみてはいかがでしょうか。

今度はうちの子も、簡易的な検査ではなく、しっかりした検査を受けてみようと思います!

 

ご参考になりましたら幸いです。では。